幸せポイント
黒い光
その夜、あたしは寝ずにテンちゃんを待っていた。
パジャマ姿なのが少し恥ずかしいと思ったけれど、昨日は寝顔まで見られているのだからもういいやと開き直った。
そして時計の針が24時を指した。
「蘭ちゃん、おはよう」
昨日と同じようにテンちゃんの声が聞こえてきて、あたしはハッと振り向いた。
窓の前にテンちゃんが立っている。
「テンちゃん、どこから入って来たの?」
「どこって、どこからでも入って来られるよ?」
「さすが天使だね。でもそれって不法侵入って言うんだよ?」
驚かされた事の仕返しに意地悪を言ってやる。
するとテンちゃんが
「じゃぁ、玄関から入り直すよ」
と言い出したので慌てて止めた。
こんな真夜中に天使のコスプレをした金髪野郎が家のチャイムを鳴らしたりしたら、家の中が大騒ぎになってしまう。
パジャマ姿なのが少し恥ずかしいと思ったけれど、昨日は寝顔まで見られているのだからもういいやと開き直った。
そして時計の針が24時を指した。
「蘭ちゃん、おはよう」
昨日と同じようにテンちゃんの声が聞こえてきて、あたしはハッと振り向いた。
窓の前にテンちゃんが立っている。
「テンちゃん、どこから入って来たの?」
「どこって、どこからでも入って来られるよ?」
「さすが天使だね。でもそれって不法侵入って言うんだよ?」
驚かされた事の仕返しに意地悪を言ってやる。
するとテンちゃんが
「じゃぁ、玄関から入り直すよ」
と言い出したので慌てて止めた。
こんな真夜中に天使のコスプレをした金髪野郎が家のチャイムを鳴らしたりしたら、家の中が大騒ぎになってしまう。