幸せポイント
☆☆☆
「うそ……」
あたしは思わずそう呟いた。
目の前に入るテンちゃんは「本当だよ」と、笑顔でポイントカードを差し出してくれた。
そこには全部で36個の花丸スタンプが押されている。
「今日の『幸せポイント』は30個。とってもよく頑張りました」
テンちゃんはそう言い、あたしの頭を撫でた。
その感触がくすぐったくて身をよじる。
でも……信じられない。
あたしはカードを見つめて大きく息を吸い込んだ。
1日でこんなに沢山のポイントを貯めただなんて、まるで夢みたいだ。
「休日の駅を選らんだのは正解だったね。あそこには困っている人が沢山いるから」
「うん……うん。そうだね」
あたしはテンちゃんの言葉に何度も頷いた。
そしてテンちゃんを見る。
「例えばさ、明日も明後日もずっと駅で人助けをしていれば、100ポイントなんてあっという間に貯まるよね?」
あたしは目を輝かせてテンちゃんを見た。
「そうだね。そうかもしれないけど……」
テンちゃんが不意に真面目な表情になってあたしを見返す。
「うそ……」
あたしは思わずそう呟いた。
目の前に入るテンちゃんは「本当だよ」と、笑顔でポイントカードを差し出してくれた。
そこには全部で36個の花丸スタンプが押されている。
「今日の『幸せポイント』は30個。とってもよく頑張りました」
テンちゃんはそう言い、あたしの頭を撫でた。
その感触がくすぐったくて身をよじる。
でも……信じられない。
あたしはカードを見つめて大きく息を吸い込んだ。
1日でこんなに沢山のポイントを貯めただなんて、まるで夢みたいだ。
「休日の駅を選らんだのは正解だったね。あそこには困っている人が沢山いるから」
「うん……うん。そうだね」
あたしはテンちゃんの言葉に何度も頷いた。
そしてテンちゃんを見る。
「例えばさ、明日も明後日もずっと駅で人助けをしていれば、100ポイントなんてあっという間に貯まるよね?」
あたしは目を輝かせてテンちゃんを見た。
「そうだね。そうかもしれないけど……」
テンちゃんが不意に真面目な表情になってあたしを見返す。