幸せポイント
離れる
頑張ると言っても、学校へ行きながらポイントを貯めるのは難しいことだとすでに知っていた。
登校途中に美鈴と香織に会ってしまった時点で、あたしの心には灰色のモヤが立ち込めはじめていた。
だけど2人を不愉快にさせることもできず、3人で学校へ向かうことになる。
「ねぇ、ちょっと寄り道して行こうよ」
学校の近くまで来たときに美鈴が不意にそんなことを言い出した。
もう時間もないというのに、香織は美鈴の意見を否定しない。
あたし1人がダメだと言うと、この後どうなるだろうか?
そう考えると、一緒についていく以外に方法はなかった。
億劫な気持ちを押さえつつ2人の後に続くと、学校裏にある小さな公園に到着した。
小さな子でもあまり使う事のない公園は草が生え放題になっている。
年一回の草刈りじゃ全くおいつていないようだ。
そんな公園の中、正樹の姿が見えた。
正樹だけじゃない。
衛と俊文もいる。
このメンバーを見るだけで嫌な予感が胸をかすめた。
「よぉ、お前らも来たのか」
正樹があたしたちに気が付いて声をかけて来た。
登校途中に美鈴と香織に会ってしまった時点で、あたしの心には灰色のモヤが立ち込めはじめていた。
だけど2人を不愉快にさせることもできず、3人で学校へ向かうことになる。
「ねぇ、ちょっと寄り道して行こうよ」
学校の近くまで来たときに美鈴が不意にそんなことを言い出した。
もう時間もないというのに、香織は美鈴の意見を否定しない。
あたし1人がダメだと言うと、この後どうなるだろうか?
そう考えると、一緒についていく以外に方法はなかった。
億劫な気持ちを押さえつつ2人の後に続くと、学校裏にある小さな公園に到着した。
小さな子でもあまり使う事のない公園は草が生え放題になっている。
年一回の草刈りじゃ全くおいつていないようだ。
そんな公園の中、正樹の姿が見えた。
正樹だけじゃない。
衛と俊文もいる。
このメンバーを見るだけで嫌な予感が胸をかすめた。
「よぉ、お前らも来たのか」
正樹があたしたちに気が付いて声をかけて来た。