シンデレラ街道はいやです
今日は、大橋さんの悪友だと言う友達に紹介された
「蒼空、えらいべっぴんさん連れて来たが、どこで見つけて来たのか?」
「どこでもいいだろ?」
「俺、蒼空のこいつが産まれた時からの付き合いの秋山 仁よろしくな」
「中原香苗と言います、大橋さんのホテルでバイトしてます」
「じゃあ、香苗ちゃんって呼ぼうか?」
「慣れ慣れすぎる、俺はまだ呼べないでいるのに・・・・」
いや、最初にこいつに会わせたのが失敗だったかな?
「私は、いいですよ、香苗って呼び捨てでも、堅苦しいのはいやですから」
「ラッキー、香苗ちゃんって呼ぶな」
俺すらまだ呼べないでいるのに
いやこれからだ・・・・
大橋さんのエピソードを聞きながら
笑った、笑った、笑ったけど大橋さん最後は拗ねてしまった
そんな大橋さん見たらなんだか切なくなっちゃった 私どうしたんだろ?
偽恋人なのにこの切なさは・・・・
こういう場合すぐに落ちるものなの?
違うって 私を癒してくれているだけ
でもよく逢って目を見たら電流が体をかけめくったって結婚した友達が言っていたなり染めってこういう事なんだろうね。