私に触れて、そして殺して
体調は問題なさそうだね、と
一言言って、また部屋を出出て行ってしまった
全く会話になっていない
私の言葉を無視している
どうして?
ぐぅー、とお腹が鳴る
目の前にある牛乳とパン
コップを手にして、においを嗅いだ
大丈夫かな、
一口だけ、少しだけ牛乳を口にした
『…普通の牛乳、だ』
安心し、牛乳をまた一口飲んだ
牛乳ってこんなに美味しかったかな?
パンも手にして、においを嗅ぐ
一口だけ食べ、問題ないと確信してから
食べ始めた
お腹が空いていたのもあり
あっという間に食べ切ってしまった
まだ、食べたいという気持ちもあるが
それを要求する術はない
食べ終わると部屋を見渡した