私に触れて、そして殺して


「俺は知っていたんだ。君が働いていたコンビニの店長が君に気があることを…。だから焚きつけたんだ」



た…きつけた?
何を言ってるの?
混乱する私に追い打ちをかけてきた



「君の喘ぎ声が聞こえてた。それをあの店長に聞かせたんだ。あの店長、かなり興奮してた」


あははっ、と笑い出す三吉さん
見たことない三吉さんに恐怖を覚えた


「チャンスを狙っていたんだろうね。君が雨に打たれて帰ってきた日、チャンスだと思った。案の定、あの店長は俺が思ったことをやり遂げてくれた。そこに現る救世主の俺」


くくくっ、と笑いを堪えるように笑う
悪い人だな、と男も笑い出した


な…んなの、この人達
私が何をしたっていうの?

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