私に触れて、そして殺して
「君は初めから俺には興味がなかった。男に裏切られ、信用していた男に強姦され、それを救った俺。やっと俺の事を見てくれるかと思ったら…全く興味を示さない。ただ都合よく使ってるだけだった。…それでも俺はいいんだ。君は俺がいないと生きていけない。だから俺はこの部屋を君に用意したんだ」
その言葉がどれだけ恐ろしいか、
でもそこで疑問が生まれる
三吉さん無しじゃ生きていけないなら
どうして私の世話をレンがしているの?
三吉さんがここに来ることは殆どない
チラッとレンに視線を向けると
ベッドを囲むように
何かを設置していた
「もう、いいだろう」
冷たく吐いた言葉と同時に立ち上がった
用は済んだ、とばかりに
ドアへ向かう三吉さん
『待って、まだ話が…』
引き止めようと近づこうとしたが
それを阻止したのはレンだった