私に触れて、そして殺して

私の手首を掴みベッドへと戻された
手首に手錠を嵌められ
ベッドへ拘束されてしまった


『レン、やめて。まだ三吉さんと話があるの』



「サラ、諦めなよ。彼はサラに近寄らないよ。もう気がついているだろう？彼の愛は異常なんだ。それをサラはこれから知ることになる」


三吉さんの愛が異常？
どういうこと？


『レン、教えて…三吉さんのこと、知ってるんでしょ？』



そう言うとレンはニッコリ笑って
今からそれを教えると言ってくれた

何を聞かされても大丈夫、
そう思いながらレンを目で追うが
話す気配が全く見られない

レンは着ていたシャツを脱ぎ
私の上へと覆い被さってきた


教えると言ったことは
私にとって最悪なもので
受け入れ難いものだった