私に触れて、そして殺して
そこでようやく気がついた
店長は私が寝ている間、部屋にいた
そして私が起きた時
慌てて私に駆け寄って来た
…どこから?
店長がいた場所を確認すると
そこはクローゼット
閉じていたはずの扉は開いて
中の引き出しは開いていた
「いや、違うんだ。凛子ちゃんの汗が、汗が凄くて、タオルとか、下着とか、あっ、違うんだ、本当に、違うんだ」
私の目線に気がついた店長
慌てて言い訳をしているようにしか聞こえない
だって、タオルや着替えを探しているなら
畳んでおいたショーツはが無残に出されていたり、ブラジャーも数枚出されていて…
これって…
視線をゆっくり店長へ向けると
真っ青な顔で汗をかいている店長の目つきが変わった