私に触れて、そして殺して
ベットの軋む音と
店長の汚い汗と荒い呼吸が更に増す
「凛子ちゃんっ、あっ、あっ、出るっ」
出る、と言うのはアレだ
拒むことが出来ない私だが
一つの願いだけを託し
店長に訴えかける
『んーっ、んっ、んーっ』
だが、その訴えは届かなかった
私の中で吐き出されたモノを感じてしまった
出し切った、と
私の体の上に覆いかぶさる店長
ようやく口から離された手
足りなかった酸素を取り入れるが
一緒に嗚咽も出てしまう
涙と熱の汗でぐちゃぐちゃな顔
「凛子ちゃん…俺、俺っ…」
ようやく我に返ったのか
慌てて私から離れた店長
それと同時に蓋をされていたモノが
外へと流れ出してきた
それを見た店長は
慌てて自分の服を着て
逃げるように出て行ってしまった