私に触れて、そして殺して



懐かしいな…


三吉さんは料理が出来ない
忙しいのもあり
毎日、レトルトやお弁当を買って食べる毎日
私のゴタゴタがあって
私が家事をするようになった

それがキッカケ…



私が作る料理を
美味しい、て食べてくれて…

あの頃に戻りたい、
その気持ちはわからない



『…いただきます』


三吉さんが、持ってきてくれた
食事を口にする
レトルトと惣菜は少し味が濃い


『毎日食べたら…身体こわしちゃうな』


私がここに来てから
三吉さんは何を食べていたのだろうかと
心配にもなる
私と出会う前の生活をしているのかと思うと
尚更、前の生活に戻りたいと思った


三吉さんと話すチャンスがあるなら
もっと話したい

< 167 / 248 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop