私に触れて、そして殺して
三吉さんが触れようとした頬に
レンの手が触れた
「体調は良さそうだね。俺がいない間、ちゃんとご飯食べさせてもらっているか心配だったんだけど…、問題なさそうだね」
ちらっと
チェストの上を見るレン
そこには私が食べ終わった食器が
まだ置かれていた
『…レンは?少し痩せたみたいだけど』
「うん、食べたい物を食べさせてもらえなくてね。味気ない食事ばかりで健康的になったよ」
食べさせてもらえない?
味気ない食事ばかり?
もしかして、やっぱり
何かあったのかと心配になってしまう
「これからは、ちゃんとした食事を作るから心配しないでね。あとは…着替えを用意するよ」
私の身なりを見てレンは
嬉しそうに話し始める