私に触れて、そして殺して


私が三吉さんの部屋に住む事に
三吉さんの利点がないと言ったが
三吉さんはある提案をしてくれた


「なかなか掃除とか、行き届かないんだ。休みは殆ど寝てたりして…。それにご飯も外食やレトルトばかりだから、家事をやってくれたら凄い助かるんだよね」


住み込み家政婦、みたいなものだろうか?
家事は嫌いではない
だからありがたい話だが
そんなのでいいのだろうか、と思うが
三吉さんの優しさに甘えてしまった



食材はネットスーパーで頼んだらいい、と
三吉さんはパソコンを立ち上げ
ネットスーパーの登録を済ませてくれた



「おやすみ」


『おやすみなさい』



1DKの部屋
私は三吉さんのベットで
三吉さんはリビングに布団を引いて
眠りについた

< 36 / 248 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop