私に触れて、そして殺して
想いが通じた
今まで抑えていた気持ちが
嬉しさと同時に爆発しそうになる
でも、焦ってはダメだ
ここでガッツいて
引かれても嫌だ
ここはじっくり、様子を見ながら
今以上に距離を縮めていこう、と決めた
それからの私達は
どこへ引っ越すか、何が必要か
そして
これからは恋人なのだから
家賃や食費などの
支払いは私からも払いたいとお願いした
初めは断り渋っていた三吉さんだが
私に圧される形で了承してくれた
『…ガスと水道代だけですか?』
不満な声を出した私に笑っている三吉さん
「あと、新聞代かな」
新聞代…ガスと水道代
その三つを合わせたとしても
一万円いくか、らいかないかだ