好きって言えなくて...
「礼~、起きろマジで」
「やっばい、もう頭くらくら」
「とりあえず水飲め」
あんなに飲むんじゃなかった、こんなんじゃ今日の夜の新歓行けないんじゃないかな。
私と覚利は大学で同じサークルに入っていて、その新入生歓迎会がある。
「私、今日行くのやめよっかな」
「じゃあ俺も行かねーわ」
「何でなん!可愛い1年生探しに行くんやろ!」
「そーやなぁ、じゃあお前もイケメン探しに行かなかんで行くぞ!...てか昨日のことなんも覚えてない?」
「ビールとハイボール飲んだ記憶はある」
「お前その後俺に日本酒注がせたぞ」
「記憶ないわ」