君といた物語
佐藤祐輔20歳

まぁなんもへんてつもない至って普通な名前

そして目が見えないだけの普通の男


僕が住んでるこの街は東北の四季折々の土地


春はポカポカで桜が有名でとても綺麗で
夏は暑いけど近くに海がある。
秋は肌寒く、紅葉が綺麗で風情があり
冬は寒く雪も深いが冬独特の白い景色が広がる。


聞いた話だから温度以外は本当かはわからないけど。





でも目が見えないお陰でての感覚や聴力には自信がある。


お陰っていい方もおかしいけど。



それで僕はマッサージの資格をとって今盲目のマッサージ士として働いている。



こう見えても年寄りには結構人気なほうだ。



お客さんの菊地さんは


「ゆうちゃんに揉んで貰ったら一年寿命長くなっちゃうよ!ハハハー!」


とか言っててまだ二回しかマッサージしてあげてないのに92歳だし


常連の安子おばさんはいつも



「ゆうちゃんのマッサージ1番!本当上手!元気になりすぎて色々頑張れちゃう!」


って言いながら50歳の専業主婦で触った感じ、推定160センチ、80キロくらいはあるんじゃないかってくらいふくよかだ。


いつも

「ありがとうございます。もっと頑張れるようにしっかりマッサージしますね!」


って言いながら内心



「ダイエット頑張れよ」



って思ってるのはここだけの話し

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