あの日の私は、
今日も優人と一緒に帰った。
「そろそろ夏だねー!優人は、何するの?」
「俺は…」
「サッカーかな。忙しくて会えないと思う。ごめんね。」
「そっかー。残念。けど、頑張ってね!!」
「うん。」

「それよりー、喉乾いたよぉぉぉお」
「飲む?」
そう言って、優人はペットボトルのお茶を差し出した。
こ、これって…
もしかして…
間接キスってやつですか!?
「う、うん!」
恐る恐るペットボトルに口を近ずける。
ゴクッ
「ありがと」
「うん。」
優人は、全然平気そうだ。
なんか、複雑な気持ちだなぁ。
< 17 / 24 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop