あの日の私は、
ミーンミンミンミンミーン


蝉の鳴き声も熱い太陽とともに激しく燃えていた。
「あっつい。」
「それな。」
瑠唯と私は最近あついという言葉が口癖だ。
「そーいえばさ、明後日お祭りじゃん!」
「それな。」
暑すぎて、答えるのも適当になってしまう。
「松井先輩と行くの??」
「それな。」
「いやいや、だから!いーくーの?」
「あ!まだ、誘ってない…」
「誘えや!!」
「うーん。」
「今日で学校も終わりなんだしさ!!部活で先輩と会えなくなっちゃうんでしょ?誘いなさい。」
「うっ…わかったよ〜」
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