あの日の私は、
放課後、瑠唯と絵美は自転車で通学している。
私は家が近く、徒歩での通学なので、2人とは一緒に帰らない。
「ばいばーい!」
「うん、また明日ねー!」
2人の背中を見上げると私は家とは反対方向に歩き始めた。
ザーッ
ザーッ
うちの学校は海ととても近い。夕方の海はオレンジ色の夕焼けを放ちとてもきれいだ。
何となく、そういう気分になって私はいつもの場所へと向かった。
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