あの日の私は、
「優人は、いつ戻ってきたの?」
「つい、この前だよ。七々海が入学したのと同じ時に転入したんだ。」
「そっか。」






それからというもの、2人で沢山大きな岩の上に座って話した。
「そろそろ帰ろうか」
「うん!」
「家まで送るよ」
「いいよ、悪いし」
「いいから、いいから。」
「じゃあ、ありがとう」

2人で夕焼けに背を向けて並んで帰った。
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