温かい絆を教えて


連絡がとれず、家にもいない。

マイカが消えたと認めるしかなかった。


コウタからアヤちゃんに聞いてもらうが、なにも知らない、とのこと。
アヤちゃんが他の子にも聞いて回ったみたいだが、誰も知らなかったらしい。


「付き合ってたのか?」

「いや、そうなれれば良かったんだけど、時々会ってたくらい」


いつも明るいコウタもさすがに冷やかさなかった。


時間だけが過ぎた。


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