温かい絆を教えて
12
翌朝、12月にしては暖かい日。
9時半にミズトと出かけた。
「叔母さん、おはよう!
2時間位だけミズトお願いしていい?」
叔母がパタパタと迎えに出てきてくれる。
「おはよう、大丈夫よ?
ミズト、おいで。
明日はお姉ちゃんが来るんでしょ?
今日のうちに片付けておいで」
「ありがとう。ミズトもうバイバイしてる。寂しいじゃん」
「そうよね、おばさんと遊ぼっか?」
「ハイハイ、じゃ、お昼前に来るわ」