温かい絆を教えて
全て受け入れて、余韻が残った体。
頭の中が現実を思い出して、これからどうなるのか、と考え始めた。

「俺たち、相性いいじゃん。
マイカってスタイルいいよね。

ね、ホントに彼氏いらないの?」

相性が良い、って、そうなのかもしれないけど。
彼氏は……

「今はいらない。
真面目に誰かと付き合う気にならない」

思ったよりハッキリ言った自分に驚きながらも、元カレを思い出す。

「ふーん、色々あったの?」

「言いたくない」
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