温かい絆を教えて
朝8時に、レストランに行く。
「朝からバイキングよね?」
「ミズトは何でも食べるんだろ?」
「そう、喜ぶだろうなあ」
「お前は?」
「私も見たら食べたくなるのよね」
「ハハ、食べ過ぎるなよ」
「ショウタはこれでもかってくらい食べてよね」
「なんで?」
「その方がかっこよく見える。から」
「言われなくても食べるけどな」
レストランの入り口で待っているとミズトが走ってきた。
「おはよーミズト」
「おはようございます」
笑顔のミズトを抱き上げる。
「ミズト良く寝たわよ」
「ホント元気よね、おはよう、ショウタさん」
「さ、中に入りましょ」
お母さんと叔母に続いて入ると、子供用の椅子を用意してくれる。
「先に取っておいで、ミズトの分もね」
「はーい、ショウタ行こう?」