温かい絆を教えて
ボリュームタップリの朝食を摂り、部屋をチェックアウトするために荷物を取ってロビーに行く。
精算して、ショウタがお母さんにお金を渡していた。
「いいのに、気を使わなくて」
ロビーのカフェで紅茶を飲んでいると、お母さんとショウタが戻ってきた。
「そろそろ帰るけど、もう、用事は終わったの?」
「大丈夫よ、叔母さん」
「じゃあ、行こうか」
「駐車場まで一緒に行くよ」
ショウタが荷物を持ってくれる。
車に乗り、母とショウタに窓からミズトと手を振って、帰路についた。