温かい絆を教えて


10時頃、帰ると言い出したマイカと強引に一緒に帰った。

マイカがいないなら、ここにいてもつまらない。


もう少し、一緒にいたかった。


一緒に帰る。
それだけでは足りない。


強引に家に上がらせてもらう。


連絡先も知りたかったし、いずれは絶対に彼女にしたいと思った。


世間話をしながら、気が合うと改めて感じる。
今は彼氏を作る気がないなら、連絡先もきけないだろう。

セフレは?と誘いかける。


「彼女じゃなくてもできるの?」

「マイカとならできる」


本当はマイカでないとダメだと感じていた。

ちょっとひいてる?
警戒されると絶対にもう手に入らない。

帰らない口実に、寝た振りをしていると、シャワーをしに行ったらしい。


マイカを抱き締めたい。
恋愛で心に傷があるのか、彼氏は要らないと言う。
俺なら傷なんて絶対につけない。
今はセフレでも、いつか絶対に俺だけを見るようにさせる。

そう決めた。



< 94 / 331 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop