子犬男子に懐かれました
番外編
俺の彼女の皐ちゃんは、思っている事を口に出さないが、顔にすぐ出るから分かりやすい。
「ねー!壮ちゃん、今日皐ちゃんとデートだったりする?」
教室で花がバカでかい声で叫ぶ。
…最悪、んな大きい声で彼女の存在知られたらーー、
「え!は!壮介彼女いんの?!」
ほらな、和がまずうるさく食いつき、
「嘘でしょう…」
「皐って誰?」
「あたし、狙ったのになー」
ミスターになった俺だ。
正直、モテる。
皐ちゃんの為にも花だけ話していて皆んなには内緒にしていた。