子犬男子に懐かれました


2人してランチメニューを頬張る。

……なにこれ、美味しすぎる


「洸くん、これ美味しい」


「よかったー、さっちゃんの口にあって俺嬉しいよ」



カウンターだから、洸くんと優也くんと3人でお喋りしながら食べる。


「さっちゃん、優也との合コンの時急に帰っちゃったんだって?

優也のやつ、すっげー悲しんでたよ」


何で悲しむの……


「カラオケの後連絡先聞こうと思ってたんだけど、聞けなかったからさ」


ず、随分直球な事言うな

何て返事したらいいか分かんない…



「ぶっちゃけ、さっちゃん優也の事どう思ってんの?彼氏いないよね?」


カウンター越しで洸くんが興味深々でニヤニヤしながら聞く。


は!どうって…


「まだちゃんと会うのも初めてだし、正直分かんない」


「そりゃそうだよ、洸余計な事言うなよなー!」


本当だよ…まだ2回しか会った事なくて、ちゃんと話すのだって今日が初めてなのに。




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