子犬男子に懐かれました
「今日はもう帰ろうか」
「うん、あの……今日はありがとう。私ね優也くんのイメージが凄く変わった」
2人でゆっくり歩きながら話す。
「え?じゃあ最初はどんなイメージだったの?」
「変態男」
「ぶっ、ははははっ、まぢで?」
隣でお腹を抱え笑っている優也くんを見て少しホッとしている。
あまりにも正直に言いすぎたのかも、と後悔していたから。
「まぁそう思われても仕方ないよね、カラオケの中での事でしょ?」
「うん、私合コンでのそうゆうノリとか凄く苦手で…どうしたらいいのか分からなくてその場から逃げたの」
体調なんか悪くなくて、ただ嫌で逃げ出したーー。