子犬男子に懐かれました


「正直だなー、さっちゃんは」


「うん、ごめん……でも今は優也くんの事そう思ってないよ。だから変態男なんて思ってしまっていて、ごめんなさい」


「さっちゃん…そういう事普通は隠すでしょ。わざわざ言わなくてもいいのに」


と、肩を優しく叩いた。


「だ、だよね…あははは」


「じゃあ、また遊んでくれる?」



”行くだけ行ってみる”

そう決めたのにーー、こんな1日で印象が変わるなんて。


「いいよ、私が暇だったらね」


こんな事言うはずなかったのにな…


「うわぁ〜、嬉しいな!じゃあさっちゃん家まで送って行くね」


「えっ、そんな悪いしいいよ!私コンビニ寄りたいし」


「じゃあコンビニまで送ってく」


「じゃ…お、お願いします」


結局、コンビニまで送ってもらうことになった訳で…


はぁ…こんなはずじゃなかったのになあ。


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