子犬男子に懐かれました
「あ、さっちゃん。あたし急用ができちゃて、既契約さんの所お願いしたいんだけど大丈夫かな?」
「あ、はい!行ってきます」
1人の上司のお子さんが熱を出したみたいで、私が変わりに行くことになった。
資料を持ち、お客様の所へ車を走らせる。
「やっぱり、この辺私の家の近くだ」
お客様の”一ノ瀬さん”はずいぶん私の今の1人暮らしの家と近い所に住んでみえてる。
ピンポーン
とインターホンを鳴らすと、明るい声が聞こえた。
「あっ、私〇〇生命の高倉皐といいます。本日〇〇さんの変わりにお伺いしました。」
そう言って出て見えたのはすごく綺麗な奥様だった。
「どうも、初めまして。わざわざありがとうございます〜」
随分明るい奥様だなぁ…