子犬男子に懐かれました
STORY 3


「わ、あんた何その顔」


最悪

壮介くんのせいで、顔は浮腫み、さらに目は腫れている。


「皐何かあった?」

珍しく香が優しい

心配してくれるのはありがたいし、今すぐ相談したい、けど…


「んー、何もないんだけど昨日泣ける映画見ながらお酒飲んだらこの様よ」


「ウケるんだけど。ちょっとでも心配したあたしがバカだったわ」


うう…ごめん、香

さすがに高校生の男の子の事で悩んでこんなんになってる。だなんて言えやしない


「優也くんと何かあったんじゃないかと思った」


「あー…優也くんとは別に変わらず何もないよ」


「へ?あれから進展なし?」


「別にない」


気を使わせて、解散したっきり。

遊ぶ予定はあるけど…次どうやった感じで会おうか……いつも通り会えるのかな……とか、考えてしまう。



< 76 / 194 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop