子犬男子に懐かれました
STORY 3
「わ、あんた何その顔」
最悪
壮介くんのせいで、顔は浮腫み、さらに目は腫れている。
「皐何かあった?」
珍しく香が優しい
心配してくれるのはありがたいし、今すぐ相談したい、けど…
「んー、何もないんだけど昨日泣ける映画見ながらお酒飲んだらこの様よ」
「ウケるんだけど。ちょっとでも心配したあたしがバカだったわ」
うう…ごめん、香
さすがに高校生の男の子の事で悩んでこんなんになってる。だなんて言えやしない
「優也くんと何かあったんじゃないかと思った」
「あー…優也くんとは別に変わらず何もないよ」
「へ?あれから進展なし?」
「別にない」
気を使わせて、解散したっきり。
遊ぶ予定はあるけど…次どうやった感じで会おうか……いつも通り会えるのかな……とか、考えてしまう。