恋病には気をつけて
出会い
~Boy'sside~

俺は、新崎 遊咲。
高校1年生のサッカー部。
でも、読書も好きで図書委員やってる。
彼女なし。いや、恋愛なんてめんどくさいからやらねー、、と思ってた。
あいつが現れるまでは、、
かわいくて、優しくて女の子らしい紺色の髪の眼帯をした女が現れるまでは。



チュンチュンチュン

天気がかわるだけで、私はまったくかわらない日が始まる。
髪を巻き、着替える。
ちゃんと眼帯もして、、
私にはみんなとちがうコンプレックスがある。
"目の色が片方ずつちがう"
右目が紺、左目が水色と青の狭間の色
なぜかはわからない。
お母さんは生まれつきといっていた。
知っているのは、家族と幼なじみで親友のりかちゃんだけだ。
誰にも教えないし気づかれないように隠すと心にきめた。




「じゃ、あとでねー!」
りかちゃんがそう言って部屋にもどっていく。
私は湯崎 柚菜。
この4月から、この学校へ通っている高校1年生。
家が学校から遠いため、りかちゃんと一緒に学生寮にはいっている。
毎日学生寮前でりかちゃんと待ち合わせて、学校へ通っている。
りかちゃんを待ってるとき、、

「あ、、、」
知らない男の子がサッカーボールをかかえながらたっていた。
「え、あ、おはよ」
と、挨拶された。
「あっ、、、おはようございます」
その人は笑って、
「じゃあな!学校で!」といって、去っていった。
不思議な人、、でも、とてもかっこよかった、、
そう思ってるとき、
「ごっめーん。まった?」
りかちゃんがきた。
「大丈夫。いこう?」



♪ピーンポーンパーンポーン
美化委員会は放課後、クリーナー掃除をしてください。繰り返します。美化委員会は~

「柚菜、美化委員だよね?」
「、、。、、そうだった。。先帰っといて?」
「はいはい。柚菜の部屋にいるね?」
「うん、、、」
苦笑するりかちゃんに鍵を渡し、クリーナー掃除に向かう。



クーラーのフィルターを水洗い場で、洗っていると、、
「湯崎も、美化委員なんだ?」
誰かが話しかけてきた。
顔をみると、、
「、、、あ、朝の人」
「あっそうそう。俺、新崎遊咲。よろしくな!」
「、、あっ、よろしくお願いします。。」
「お互い頑張ろうぜーー美化委員」
フレンドリーな人だな。




ふー、、おわった、、
クリーナー掃除が終わって、帰ろうとしたとき、、
隣のクラスで物音がした。
除いてみると、
!!!
まだ、新崎くんがやっていた。
手伝ってあげようかな?
そうおもってドアをあけると、新崎くんがびっくりした顔でこっちをみてきた。
「、、、手伝う。」
なんか、男の人に喋りかけるのが恥ずかしくて無愛想にいってしまった、、
気悪くしてないかな?
「えっ、ありがとう!じゃあ、これもっててくれねーか?」
そういって、二人でもくもくとやった。
「おわったー!!!ありがとう!手伝ってくれて」
「じゃあ、かえるね?」
カバンを手に取ろうとしたとき、
「送る!、、送らして?」
!!!!
そんなこといわれたことないから、緊張する。でも、うれしい、、
「うん」
「えっと、湯崎は寮だよな?」
「うん、、、新崎くんは?」
「俺も寮!」
「そうなんだ、一緒だね」
「じゃあ、帰ろうぜ」
そういって、二人並んでかえった、、
でも、恥ずかしくて顔をあげられなくて、しゃべりたいけど、しゃべれない、、
あっちから、しゃべってくれるけど、まともな返事できてない、、
そういうとこ、ダメだなぁ、、


そんなことかんがえてたら、もう、女子寮についていた。
「あの、ありがとう」
「一緒にかえれて、嬉しかった。また、その帰ったりしゃべりたいんだけど、、その、嫌だったら、無理してしゃべ」
「いやっ!
あの、、喋りたいです!。。私、男の子あんまりしゃべらないから、緊張して、、」
新崎くんがびっくりしてたが、すぐにやわらかく笑って
「俺も緊張した。だって、その、相手が湯崎だし」といった。
!!!!!
そんなこと笑顔でいわれたら、はずかしい。心がドキドキしてる。
こんなの、初めて。
「そ、その、私もです!だから、うれしい、、ありがとう」
そういうと、新崎くんなぜか、顔をかくして、おぉ。といった。
「じゃあな」
そういって、帰っていった、、
顔が赤かったような?
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