恋病には気をつけて
雨の日
そんなことがあった翌日

雨だ、、
そう思いながらもため息をつくだけだった。髪の毛は巻いてもすぐにもどってしまうし、一番の問題は眼帯が蒸れる。
なので、三、四枚替えを持っていってるが、それでも、いやだ。
授業中はそのような替えができないから、一番授業中が嫌。
そう思いながらも授業をうけた。



おわったー!!!
やっと雨の日の授業がおわった!
しかも、もうやんで夕日でてるし。
部屋帰ったら、眼帯なんてとっちゃおっと。
そうおもって、帰り支度してると、りかちゃんがよってきた。
「ごめん、、今日図書室掃除なんだ!まっててくれない?すぐ終わらすから!」
「うん。わかった。教室で待ってる」
少し嫌だったけど、りかちゃんと帰りたいし、ちょっとだけだし。
「ごめんねーいってくる」
そういって、りかちゃんは掃除にいった。
なにして時間潰そうかなっておもいながら窓の外をながめていた。
生ぬるい風が頬にあたってきもちい~
眼帯をとりたい。顔全体にこの風を受けたい。
うしろを振り返ったろ、
うん。誰もいない。みんな帰った。
しかも、もうこの教室にかえってくるのはりかちゃんしかいない。
いいよね?とっても。


はぁーーー
きもちいーー
やっぱ、眼帯ないほうがいいなぁー
そう思いながらも夕日を眺めていると、、
ガラガラガラ
うしろで扉の開く音がした。
「あっ!りかちゃん!おつかれさ、、ま、」
そこにいたのは、まさかの、、、
「、、、、しん、、、ざきくん」
新崎くんがいた。
「湯崎、、その目、、」
ばれた!!!!
とにかく、ここから逃げないと!!!!
目を隠しながら走った。
校舎裏まで走って息を整えようとしゃがんだら涙がでてきた。
そのあと、りかちゃんがきてくれて泣きながらかえった。
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