あの日の夕焼けは…
『もう毎日やめてよね!』
『あぁ、ごめんって』
そう、寝坊の俺を毎日起こしてくれる幼馴染みの 草壁 朱理(くさかべ あかり)高校2年で生徒会の書記もやっているそうだ。
そう言う俺は御剣 皐月(みつるぎ さつき)高校2年。勉強も出来ない、運動神経良くない俺によく朱理はついてきてくれるものだ。
キーンコーンカーンコーン
『ギリセーフだったな!』
『もう!毎日これって…』
『おはよー?毎日朱理も大変だね』
そう俺らに話すのは朱理の親友、 如月 海陽
(きさらぎ かよ)高校2年。朱理と一緒に生徒会の会計を担当している。
『そうだよー、毎日誰かさんが寝坊するからさぁ、ねぇ?』
『だからごめんってば』
そんな会話をしながら1日が過ぎると思っていた。この時は……。