君に捧ぐは、王冠を賭けた愛。
13.理解しがたい気持ち
本気で叩いてきやがった。
まさか俺の頬を平手打ちしてくるとは。
命が惜しくないのか?
「ナツキ王子!
頬が赤くなってます。
どうかしましたか!?
まさか、あの女が?」
すれ違ったリンタールの元隊長が焦ってる。
さっきまで俺は神楽弥と共にいたんだし、誰の仕業かなんて一目瞭然か。
「今すぐ私があの女を」
「その必要はない。
こっちで十分対処した」
「そ、そうですか。
出過ぎた真似をいたしました。
失礼します」
元隊長は廊下の奥へ進んでいく。
なんで嘘をついた?
どう考えたってそんな必要ないだろ。
それどころか、神楽弥への罰を命じるくらいするのがいつもの俺だ。
まさか、庇ったのか?
意味がわからない。
まさか俺の頬を平手打ちしてくるとは。
命が惜しくないのか?
「ナツキ王子!
頬が赤くなってます。
どうかしましたか!?
まさか、あの女が?」
すれ違ったリンタールの元隊長が焦ってる。
さっきまで俺は神楽弥と共にいたんだし、誰の仕業かなんて一目瞭然か。
「今すぐ私があの女を」
「その必要はない。
こっちで十分対処した」
「そ、そうですか。
出過ぎた真似をいたしました。
失礼します」
元隊長は廊下の奥へ進んでいく。
なんで嘘をついた?
どう考えたってそんな必要ないだろ。
それどころか、神楽弥への罰を命じるくらいするのがいつもの俺だ。
まさか、庇ったのか?
意味がわからない。