君に捧ぐは、王冠を賭けた愛。
15.届けたい人
はっ…!
ここは楽屋?
「何ぼーっとしてるの?
さっさと準備しなさい!」
「は、はい!」
衣装を来た劇団員たちが、忙しなく移動をする。
「ほら。
もうすぐ出番よ」
舞台袖までダッシュで連れていかれる。
そこから見えるのは満席の客席。
そのお客さんの多さに頭がさっと冷静になっていく。
そうだ。
今日は大事なコンテストの日。
あの観客の中に審査員もいるんだ。
「よし、今日までやってきたことを見せてやろう。
神楽弥!頼んだぞ」
「はい」
なんだろう。
ずっと頭がモヤモヤしてる。
何か、とても大事なことを忘れているような…。
ここは楽屋?
「何ぼーっとしてるの?
さっさと準備しなさい!」
「は、はい!」
衣装を来た劇団員たちが、忙しなく移動をする。
「ほら。
もうすぐ出番よ」
舞台袖までダッシュで連れていかれる。
そこから見えるのは満席の客席。
そのお客さんの多さに頭がさっと冷静になっていく。
そうだ。
今日は大事なコンテストの日。
あの観客の中に審査員もいるんだ。
「よし、今日までやってきたことを見せてやろう。
神楽弥!頼んだぞ」
「はい」
なんだろう。
ずっと頭がモヤモヤしてる。
何か、とても大事なことを忘れているような…。