音を紡ぐ
第1章
突然の出会い
「有紗ちゃーん!朝だからカーテン開けるよー。」
「おはよう、ございます。」
ベッドから起き上がって背伸びをすると、目の前には朝食が準備してある。
10年間変わらない。
私は心臓の病気で小学生の時から入院している。
中学校までは入退院を繰り返していたから、友達はいる。
でも、高校生になって単位をなかなか取れなくなって高校1年生の秋に辞めてしまった。
学校に行ってれば今は高校2年生の春。
今頃友達は皆わくわくしながら新しい教室に入ってるんだろうな。
「あっ、有紗ちゃん!今日は検査お昼からだから時間になったら医院長先生の所に行ってね。」
「分かりました!」
看護師さんとも10年も一緒だから仲良しだ。
「おはよう、ございます。」
ベッドから起き上がって背伸びをすると、目の前には朝食が準備してある。
10年間変わらない。
私は心臓の病気で小学生の時から入院している。
中学校までは入退院を繰り返していたから、友達はいる。
でも、高校生になって単位をなかなか取れなくなって高校1年生の秋に辞めてしまった。
学校に行ってれば今は高校2年生の春。
今頃友達は皆わくわくしながら新しい教室に入ってるんだろうな。
「あっ、有紗ちゃん!今日は検査お昼からだから時間になったら医院長先生の所に行ってね。」
「分かりました!」
看護師さんとも10年も一緒だから仲良しだ。
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