音を紡ぐ
「えっ!何!?斗季彼女いたの!?」


「なんやなんや、斗季君秘密にしとったな!」


ギターを持った男の子とスティックを持った男の子が言う。


「違うって!彼女じゃないよ!ってか、有紗ちゃん来てくれたんだね。ありがとう!」


「それよりも!ライブ凄かった!なんかもう興奮して、音がどんどん溢れ出して、とにかく感動した!!」


私が勢いよく話すと、


「「「あはははははは!!」」」


「えっ!?何!?」


急に皆笑い出すから驚いて聞く。


「だって、めっちゃ早口で急に話すから驚いたよ!」


「有紗ちゃんやっけ?おもろいわー!!」


そう言って笑ってるのを見ると急に恥ずかしくなってきた。

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