音を紡ぐ
そしてデート当日。


「有紗ーー!!こんなの絶対着れないよー!!恥ずかしすぎる/////」


「頑張るって言ったの朱里でしょ?ほら、変じゃないよ!!似合ってるから。」


騒ぐ朱里を鏡の前に連れていく。


鏡には薄ピンク色の花柄のシャツに黒のプリーツスカートを着た朱里。


シャツは私ので、スカートは朱里のお姉さんのもの。


そして首にネックレスと、ヒールのあるパンプスを履けば・・・・・・・


「はい!完成!!いつもと違う朱里だよー!」


「もう・・・・・恥ずかしすぎる///// きっと似合ってないよ・・・・/////」


「まぁ、それを決めるのは私じゃないからなー。いいよー、入ってきて。」


私が扉の外に話しかけると、昴が病室に入ってきた。

「えっ!?なっ、なんで、いるの!?///// 駅で待ち合わせじゃなかったの!?」


混乱している朱里はカーテンの裏に隠れてしまった。


「いや、有紗が朱里を変身させるから見に来てって言われて。」
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