音を紡ぐ
「あっ、そう言えばみんなは?今日来れないの?」


「なんか3人で買い物行くらしいよー。ってかさ、有紗今年の誕生日何欲しい?後5日後だよ!!」


「えっ!それ言っちゃうの?んー、プレゼントかー。朱里がいてくれればそれでいいよ!」


「わー!!本当にー!!ありがとうー!!じゃないよ!何がいいのさー。」


流石のノリツッコミですね、朱里さん。


毎年プレゼント貰うのは家族と朱里だけ。


ケーキだって食べられなかったし。


「朱里が考えてくれたものは何でも嬉しいから。任せるよ。」


「ほーほー、言ったね?今、任せるって言ったね?」


なんか黒い顔してるよ・・・・・


「うん、まぁ、言ったね。」


「よし!じゃあ決めた!!楽しみにしててねー!」


嬉しそうな朱里を見て私も嬉しくなった。


「おっと、忘れちゃいけない!そう言えば伝えてって言われたことあったんだ。」

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