音を紡ぐ
だってライブなのに、静かだし人の声もしない。


時間間違っ・・・・・・てないよね。


「入ってみるか。」


中に入ると受け付けに人がいた。


「鹿野有紗さんですね?お待ちしてました。こちらからお入りください。」


「あっ、はい。」


え?


何で私の名前知ってるんだろう?


ていうかこの人誰かに似てる気がするんだけどなー。


案内されたところに行くと大きな扉があった。


ゆっくりそのドアを押して中に入る。


真っ暗で何も見えない。


すると、パッと一つだけ電気がついた。


そこに向かって歩いて立ち止まる。


ダダダダダダダダ


急にドラムロールが聞こえて、一気にスポットが光る。


ステージの上には・・・・・・・


斗季、昴、樹哉。


昴のドラムに合わせて昴がギターを弾く。

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