音を紡ぐ
「ちょっと待て。樹哉、えっと、好きな人いたの?誰、ですか?」
斗季が動揺しまくって樹哉に聞く。
「しゃーないなー。話すわ。・・・・・好きな人は幼なじみや。文化祭とかにも来ててな、昔から仲いいねん。俺がこっちに引っ越してからも遊びに来たりして。・・・・小さい頃からずっと好きやねん。・・・・・・でも、こないだみんながデート行った時に俺告白したんよ。でも、見事に振られたわ。」
樹哉は笑って話すけど、顔は全然笑ってない。
本当に好きだったんだな。
「振られた理由が他に好きな人おるからだった。誰やって聞いたら・・・・・・・・俺の地元の親友だったわ。俺、小5の時に転校してきたんやけど、それまでずっと遊んでた親友がいたんや。仲良くて。だから、そいつを選ぶの分かんねん。めっちゃいいやつだから。でも、・・・・・・・・素直に喜べなかったんや。」
好きな人の好きな人は自分の親友。
好きな人の応援をしたいけど出来ない。
認めたいけど認められない。
どんなに苦しいことだろう。
斗季が動揺しまくって樹哉に聞く。
「しゃーないなー。話すわ。・・・・・好きな人は幼なじみや。文化祭とかにも来ててな、昔から仲いいねん。俺がこっちに引っ越してからも遊びに来たりして。・・・・小さい頃からずっと好きやねん。・・・・・・でも、こないだみんながデート行った時に俺告白したんよ。でも、見事に振られたわ。」
樹哉は笑って話すけど、顔は全然笑ってない。
本当に好きだったんだな。
「振られた理由が他に好きな人おるからだった。誰やって聞いたら・・・・・・・・俺の地元の親友だったわ。俺、小5の時に転校してきたんやけど、それまでずっと遊んでた親友がいたんや。仲良くて。だから、そいつを選ぶの分かんねん。めっちゃいいやつだから。でも、・・・・・・・・素直に喜べなかったんや。」
好きな人の好きな人は自分の親友。
好きな人の応援をしたいけど出来ない。
認めたいけど認められない。
どんなに苦しいことだろう。