音を紡ぐ
第3章
俺達の夢 斗季side
「年明け早々なんやねん。まだ正月気分なんやけどーーー。」
「年明け早々でもないけどね。もう20日だよ、樹哉。でも、部活ないのに呼び出すってことは何か大事な用なんでしょ?」
放課後、俺は2人を空き教室に呼び出した。
「急に呼び出してごめん。実はちょっと話があって。」
深呼吸すると2人を見て話す。
「この、オーディションに出ようと思ってる。3人で。」
紙を2人に見せると驚いた顔をした。
「このオーディションって、最終選考に残ったら即プロ契約結べるやつじゃん!!本気なの!?」
「ほんまか!?倍率高いの分かっとるん!?」
「分かってる!!でも、俺、・・・・・・夢叶えたいんだ。だから、それに出たい。最終選考に残りたい。んで、プロになりたい。」
そう言うと2人は黙って顔を見合わせる。
「斗季君の夢って何?」
「俺の夢は・・・・・プロになって、この3人で音を紡ぐこと。いつまでもずっと。それから、夏フェスで行ったあの一番大きなステージに立つこと。」
話し終わると昴が急に俺の前に立った。
「俺の夢は、自分の曲を作ってギター引き続けること。・・・・・・・・この3人で。」
「俺の夢はドラムをずっと叩き続けることや。2人の曲のな。あっ!たまには自分で作ったのに合わせてもらいたいねんけど。」
「ってことで、」
「「利害が一致したので、これ、やりますか?」」
2人が声を合わせて言う。
俺は驚いて、でも、嬉しくて。
「・・・・・あ、ありがとう・・・。」
2人がオーディションに出るって言ってくれたことが嬉しいんじゃない。
3人とも同じこと思ってたのが何より嬉しかった。
俺が涙目になって2人を見ると昴は俺の頭をガシガシなでる。
樹哉も俺に抱きついてきた。
「年明け早々でもないけどね。もう20日だよ、樹哉。でも、部活ないのに呼び出すってことは何か大事な用なんでしょ?」
放課後、俺は2人を空き教室に呼び出した。
「急に呼び出してごめん。実はちょっと話があって。」
深呼吸すると2人を見て話す。
「この、オーディションに出ようと思ってる。3人で。」
紙を2人に見せると驚いた顔をした。
「このオーディションって、最終選考に残ったら即プロ契約結べるやつじゃん!!本気なの!?」
「ほんまか!?倍率高いの分かっとるん!?」
「分かってる!!でも、俺、・・・・・・夢叶えたいんだ。だから、それに出たい。最終選考に残りたい。んで、プロになりたい。」
そう言うと2人は黙って顔を見合わせる。
「斗季君の夢って何?」
「俺の夢は・・・・・プロになって、この3人で音を紡ぐこと。いつまでもずっと。それから、夏フェスで行ったあの一番大きなステージに立つこと。」
話し終わると昴が急に俺の前に立った。
「俺の夢は、自分の曲を作ってギター引き続けること。・・・・・・・・この3人で。」
「俺の夢はドラムをずっと叩き続けることや。2人の曲のな。あっ!たまには自分で作ったのに合わせてもらいたいねんけど。」
「ってことで、」
「「利害が一致したので、これ、やりますか?」」
2人が声を合わせて言う。
俺は驚いて、でも、嬉しくて。
「・・・・・あ、ありがとう・・・。」
2人がオーディションに出るって言ってくれたことが嬉しいんじゃない。
3人とも同じこと思ってたのが何より嬉しかった。
俺が涙目になって2人を見ると昴は俺の頭をガシガシなでる。
樹哉も俺に抱きついてきた。