音を紡ぐ
次の日ーーーーーー・・・・・・


「有紗。おはよう。」


「斗季おはよう!!・・・・・うん。衣装もかっこいいよ。さすがだね。」


最後の最後に神様は私の願いを叶えてくれたのかな?


「ありがとう。有紗?・・・・・なんか、顔色悪くない?」


「ううん。大丈夫だよ。斗季こそ、大丈夫?」


「うん。大丈夫だよ。思いっきりやって来る。」


うん。思いっきりやってきて。


楽しんできて。


すると後ろから昴、樹哉、朱里。


「有紗おはよう!!終わったらすぐ来るからな。」


「もし変な顔で帰ってきたら慰めてやー。」


昴、樹哉、大丈夫だよ。


でも、帰ってきた時に私ちゃんと迎えられるかな?


「ほら、有紗と留守番してあげるから行ってきな!!」


朱里がそう言うと3人は、


「「「行ってきます!!!」」」

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