音を紡ぐ
あはははは!!


本当に有紗には叶わない。


先に有紗が約束破ったのに何言ってるの?


でも、そうだね。


有紗を怒るのはもう少し俺が成長してからにしよっか。


もう1度封筒の中を確認する。


「てか、こんなにたくさんの紙なんだよ。」


1枚捲ってみるとそこには・・・・・・


「・・・・・・・・歌詞?」


びっしり書かれた歌詞。


1枚1枚捲っていく。


有紗目線で書かれたもの。


昴の事を書いたもの。


朱里のことを書いたもの。


樹哉のことを書いたもの。


俺のことを書いたもの。


他にもたくさん書いてあった。


これは・・・・・・有紗からのプレゼント?


封筒には付箋が貼られてあった。


[有紗からのプレゼント兼課題!!これに音付けてくれると嬉しいな。いつか私の曲を斗季が歌ってくれると嬉しい。内緒にしてたけど、それが私の最後の夢。]

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