音を紡ぐ
「えっ!有紗どうしたの?」


朱里が心配そうに聞く。


「初めて、呼び捨てでいい?ってたくさんの人に言われて、友達って言ってくれてっ、嬉しかったっ!」


泣きながら喋ると、


「「「「あはははは!!」」」」


皆一斉にお腹を抱えて笑い出した。


私は何か面白いことでも言ったのかなと思っていると、


「なんだー!そんなことか。急に泣くからびびったし。」


「ほんまや!あー、有紗って天然なんやな!」


「久しぶりにこんな子見たよ!有紗面白すぎる!」


斗季と樹哉君と昴君が言うと、朱里が私の隣に来て言った。

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