音を紡ぐ
「ううん!何でもないよ!っていうか、朱里顔赤くない?」


そう言うと、朱里は昴の後ろに隠れてしまう。


「えっと、実は俺達付き合うことになったから。」


「「「えーーーーーーー!!!」」」


顔色変えず衝撃告白をする昴と、顔を手で覆っている朱里。


「何でまた急に!?今?さっき!?」


斗季が驚いてそう言うと昴がまぁ、そんな感じと言って笑う。


朱里、両思いだったんだ!


「良かったね!朱里!おめでとう!!」


「うん///// ありがとうっ、有紗!!」


そう言って泣き出した朱里の頭を昴が優しく撫でる。


樹哉と斗季が昴のことをからかって頭を叩いたり、背中に乗っかっておめでとうって言ってる。


私と朱里は笑いながらそれを見てた。


私はちょっと朱里が羨ましかった。

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