音を紡ぐ
なんか、以外だなって思っていると料理が運ばれてきた。


私は食べられないから、オレンジジュースだけ頼んだ。


みんなが美味しそうに食べてるのを見ると羨ましくなってくる。


仕方ないんだけどさ。


食べ終わって病院に向かって歩く。


朱里と昴はもちろん手繋いで歩いてる。


樹哉はこれから用事があるって言ってショッピングモールで分かれた。


1番後ろを歩いていると隣に斗季が来た。


「今日楽しかった?久しぶりに買い物出来て。」


「うん。楽しかった!皆と出会ってから今までで1番楽しいってくらい笑ってる。」


「そっか。なら良かった。・・・・カフェにいた時、なんか落ち込んでるように見えたから。」


あっ、気づいてたんだ。


「みんながご飯食べてるのがちょっと羨ましくて。いいなって思っただけだよ。」

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