音を紡ぐ
「それより!!早く曲作ろーぜ!!」


斗季が大きな声を出して、話を変えた。


「新曲??何でそんなに焦ってんの?この前作ったばっかりじゃん。」


朱里が不思議そうに聞く。


「実は・・・・・・今度のお祭りでライブすることになりましたーー!!」


この病院の近くに大きな広場があって、そこで毎年夏祭りが行われる。


私はいつも病院から花火を見てたけど、今年は実査に行ってみようと考えていた。


「へぇーー!凄いじゃん!!」


「ってことで、俺らこっちでやってるから女子会でもしてなよ。」


昴はリュックからノートを出して準備を始めた。


「じゃあ有紗!!どっか静かなところに行って、ガールズトークしよっか!」


「うん!!じゃあ、隣のフリースペース行く?」


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